【短】恋してハニー
前を見ると、思っても見なかった光景にびっくりした。
「何で泣いてんだよ。」
泣きたいのは俺なのに。
そんなに嬉しい…?
「…っ、疾風くんのばか!酷いよ…」
俺はただ黙ったまま彩奈ちゃんを見ていた。
「あんなに思わせ振りなことしておいて…なのに誰か紹介するとか…!期待させるようなことたくさんして…!好きなのに…疾風くんが好き…っ!」
嘘だろ…?
それとも夢…?
気が付いたら俺は、彩奈ちゃんを抱き締めていた。