私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

朔もとても穏やかな笑顔で無邪気に

「ふふ」と。

お互いがお互いを認め合っているのであろうその表情が、そんな相手がすぐ近くにいることが、なんだかとても羨ましいと思った。

「いただきます」

朔とおばあさんは同じタイミングで声を重ねる。

「……いただきます」

私も小さな声でそれに続いた。

朔のおばあさんが作ったご飯はどれも普通だった。
< 146 / 388 >

この作品をシェア

pagetop