私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

関係ない。

私は見ず知らずの人に返事をする義理は持ち合わせていない。

私はそんなにお人好しじゃない。

街に雪が舞い落ちる。

低いこの場所に、高く遠い灰色の空から小さな白がゆっくりと落ちてくる。

どうしてこの景色に感動なんてできたんだろう。

古臭くてくすんだこの街が、どうしていいと思えたんだろう。

だって、こんなにもゴミみたいじゃないか。
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