私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

朔には不本意ながらも汚い部分も冷たい部分も弱い部分も見られているからなんだか少し照れくさかったけど、そこは一食の恩があるおばあさんの手前、何年も重ねてきた薄っぺらい声を出すのは至極簡単だ。

「ハナが変!」

なのに、朔は私のことを変だと言って笑い出す。

自分でも変だと思うけど、気持ち悪いと思うけど、それでも朔に笑われるとなんかムカつく。

だから。

もし私と朔の間に次があったら。

私は朔を一発殴ってやろうと思う。
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