私はきっと、明日もあなたに逢いにいく
第三章 違う家。
とか思っていたらその次は速攻でやってきた。
朝ごはんを食べて、食後のお茶まで飲ませてもらって、さてどこに行こうかと考えを巡らせていたら朔は当たり前のように声をかけてきた。
「ハナ、この後は何したい?」
「え?何って何?」
「難しい質問だね。
何ってものはないんだけどさ、ハナはきっとまだお家には帰らないんでしょ?」
そっか。
朔には話してしまってた。
母親が出て行ったことを。