私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

するとついさっきまで追ってきていた優しい声が聞こえてきた。

「だったらやっぱり、僕たちは一緒に居るべきだよ」

私の少し前方、その曲がり角から朔が嬉しそうな笑みを浮かべて歩いてくる。

「ちょっと、なんで朔がここに居るの?」

ついさっきまでとことんまで構えとか思ってたはずなのに、いざその顔を見ると強がる言葉が出てきてしまった。

「なんでって、ハナがあの道を左に曲がれって言ったんでしょ?」


それでも朔は全く気にかけるそぶりも見せず、こてんと首を傾げてこっちを見ている。
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