私はきっと、明日もあなたに逢いにいく
「そんなに他人のことを気遣ってて楽しいの?
自分のことを後回しにして?
来るかどうかも分からない他人のことを考えて?
朔がそんな風に考えてることも自分を飲み込んだことも知られもしないのに?
たかが座るだけだけどさ、いまはそんな事どうでもいい。
どうして?
朔は大人たちに蔑ろにされてきたのにどうしてそんな風に他人を思いやれるの?
どうして他人を受け入れられるの?
どうして……そんな簡単に他人を信じちゃうの?」