私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

「シュガー?」

聞きなれない単語に空っぽになった犬小屋から隣へと視線を移す。

も、そこにいるはずのあいつはー

「ばあちゃーん!お久しぶりです」

「はいはいどなた?

あれまー朔坊!あらあら、まあまあ」

「ばあちゃん久しぶり!元気そうで安心した。

だけどさ、なんか少し太った?」

「元気元気。太るのはね、歳だから仕方ないのよ。

朔坊はいいわねー。まだまだ縦に成長できて」
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