私はきっと、明日もあなたに逢いにいく
朔って本当に何者なんだろう。
旧知の仲であるかのようにくっついては離れ、またくっついては離れしながらテンション高く話す様子に思わず後ずさってしまう。
「ハナ!ストップ!」
も、目ざとい朔に見つかり逃亡は未遂に終わりを告げる。
「あらなに?朔坊のガールフレンド?やだわー。
そりゃ私も年取るわけだわ。
それにしても朔坊、なかなかの美人さんを捕まえたじゃない」
「お!ばあちゃん惜しい!そうなんだ。
ハナは可愛さも綺麗さも兼ね備えた素敵な子なんだ!
しかもとても優しいときてる」