私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

朔の言葉におばあさんの顔が崩れていく。

「ありがとうね、朔坊」

だけどそれは痛みを堪えているような辛い表情じゃなかった。

おばあちゃんはとても嬉しそうな皺くちゃな笑みを浮かべていた。
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