私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

おばあちゃんはそこまで言うと湯飲みに

「ふー」

っと息を吹きかけてからお茶を啜った。

その様子を見て

(ああそうだ。考えたら朝にご馳走になったきりご飯を食べてないじゃないか)

と気付いてしまう。

そうなるともう遅い。

ググゥー。

お腹の虫が豪快に鳴いてしまった。
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