私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

だからマナーが悪い。

だからすぐに飽きる。

だからすぐに忘れる。

人の負は感染していく。

まあ、そのお陰でこの町もある程度の静けさを取り戻した訳だけど。

「朔はこのお店知ってたの?」

いままで巡って来たのは昔からある場所だった。

だけどここは最近できた店。

私には到底ハナの面影を見つけられない。

「ううん、知らないなぁ」
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