私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

白い箱に入って。

目を瞑って。

呼吸をやめて。

仏か何かみたいに胸の前で手を組まされて。

顔には幸せそうで穏やかな笑を浮かべていた。

良かった。

そう思った。

これで母さんはやっとゆっくり休めるんだ。

そう思ったら物凄い睡魔に襲われた。

その日、僕は母さんの横で眠りについた。
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