私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

ーーー

次の日、母さんは空の上へと旅立った。

お坊さんにお経を唱えてもらって。

参列者から最後の別れを受け。

場所を移動し。

またお経を唱えてもらって。

真っ赤に燃え上がる小さな空間へと消えていった。

限界だった。

無理だった。

どうしてもこの場に居たくなくて飛び出した。
< 330 / 388 >

この作品をシェア

pagetop