私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

それを見てしまったら完璧にお終いだと思った。

だからひたすらに走った。

そこで出会ったのがハナだった。

「何してるの?」

あの時、僕はどうしてあの場所にいたんだろう。

あの時、僕はどうしてハナを無視できなかったんだろう。

あの時、僕はどうしてハナに声をかけたんだろう。

それはきっと……。

「……」

「ねえ?君はいま何をしてるの?」
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