私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

今度は僕の番だった。

初めて会う女の子に急に抱きつかれて、あろう事か慰められてる?

「大丈夫だよ。大丈夫」

「ハナ?」

「あれ?お兄ちゃん華のお名前知ってるの?

どこかで会ったっけ?」

「さっき君が自分でハナって言ってたから……」

「あ!そっか!またやっちゃったー」

僕が感じたハナの第一印象は素直だった。

いま、目の前にいるハナはがっくしと肩を落としている。
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