私はきっと、明日もあなたに逢いにいく
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いまの家族に引き取られて二年。
僕は叔父さん叔母さんと将来について話した。
「朔、あなたは将来の夢ってある?」
「何かやりたいことはあるか?」
それまでいかに迷惑をかけないで生きていくかしか考えてなかった僕にとってその質問はなかなかに難しいものだった。
だけど叔母さんも叔父さんも自分のことのように真剣な顔で問いかけている。
僕はその晩、初めて自分の未来についてゆっくり考えてみた。