私はきっと、明日もあなたに逢いにいく
第七章 僕の願いと君の想い。
私は話し終えた朔の顔を上手く見ることができなかった。
合わせる顔がないとか、涙が邪魔でとかじゃない。
丸く切り取られた空から落ちる月の光が朔の顔をあまりに明るく照らすもんだから、朔の白い肌に光が反射して見えなくなっているのだ。
そんな朔の姿を眺めながら思う。
朔には私の顔が見えているのだろうか?
それすらも私の方からは確認できない。