私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

大通り沿いの道を、たまに通るトラックとだけすれ違って。

曲がって。

止まって。

進んで。

そうやってゆったり歩いてから目の前に立ちそびえる大きな建物を見上げて止まる。

それはこの町では一二を争う大きさの建物。

薄グリーンの壁。

そこに備えられた窓は数えきれない。

入り口は住宅にはあり得ないほど大きく設計されている。
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