私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

駐車場にはいまは数台の車しか止められていない。

誰が手入れしているのか、門の横には綺麗に刈りそろえられた植木があって。

僕はその横に立っている。

“公益財団法人桐生総合病院 ”

反対側には堂々とした文字で施設の名前が書かれている。

ここが僕が最後にと決めた場所だった。

面会の時間はとっくに過ぎている。

だけど事前に許可をもらっている僕は迷うことなく院内へと向かう。

エレベーターで二階に寄って、ナースステーションで書類整理をしている看護師さんに挨拶をする。
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