私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

なんて言葉を交わした。

それからまた歩いた。

真っ直ぐ進んで、右に曲がって、信号で止まって、また進んで。

整備された道の上を歩いて、砂利の道を通って。

それから長く続く石段を登った。

所々に苔が生えていた。

その先にはやっぱり朝露が光っていてなんだか可愛いと思った。

それから落ちた赤の鳥居を潜った。

少し進んでから……、今度は石段を降りた。

下に進むほどに空気は冷たく感じた。
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