私はきっと、明日もあなたに逢いにいく
いますぐこの場所から離れたい。
一人になりたい。
それでも私にはこれから母親の愚痴を聞く役目が待っている。
そんな義理なんてないし私には関係もないけど、それでもあの人たちの間に生まれてきてしまったから。
望んで二人の間に生を受けた訳じゃない。
だけどあの人たちの家族になってしまった以上受け入れるしかない。
「はあー」
ついたため息は白く濁ることもなく、吐き出されたのかもわからないまま何処かへと消えていった。