私はきっと、明日もあなたに逢いにいく
それからすぐに私も父親のことも母親のことも『お父さん』とは『お母さん』とは呼ばなくなった。
多分この人たちはそんなこと気にも留めてない。
お父さん、お母さんと呼ばなくなったのと同時に私からこの人たちに話しかけることもなくなったからきっと気づいてもいないんだ。
「何、急に」
母親はだらしなく頬杖をつきながら首だけを上へと向けて器用に焼酎をあおぐ。
私も用意された食事を食べ始めることにした。