魔法使いの巫女少女Ⅰ
「よっと!」
舞は別れたあと、教室の窓まで転移し、窓から屋上に上がった。
あたりを見回して未来のいないことを確認した。
「大丈夫そうだね」
そう言うと舞は短剣2本を抜いて後ろに向かって。
「斬っ!」
そう言って、斬撃を飛ばした。
しかし斬撃は消滅した。
それを確認した舞は後ろを向いて言った。
「やっぱりバレた?」
「うん、分かりやすかったよ。」
そう言いながら、未来は現れた。
その手には短剣が1本握られていた。
「その短剣使ったの?」
「うん、本当は弓を使うつもりだったけど、手加減できないから。」
「はぁ…。」
「降参?」
「う~ん。もうちょっと、逃げようかなー?」
「逃がさないよ?」
そう言うと未来は、短剣を向けた。
舞は短剣を握り直し、未来に攻撃をしようとしたが…
「やっぱり無理、降参。」
そう言うと舞は短剣をしまって両手をあげた。
未来は短剣をしまって舞に触れた。
残りは4人ー。
< 15 / 86 >

この作品をシェア

pagetop