魔法使いの巫女少女Ⅰ
「今日も平和だね。」
そう誰にいうわけでもなく、未来は言った。
彼女に親は…いない。家にいるメイドや執事達のいうには、未来の両親は彼女が生まれて3年後に死んだらしい…。
だから、彼女はよく覚えていない。でも、
未来は寂しそうではなかった。
彼女には、仲間がいるから、誰も心配はしていなかった。
この世界は彼女の力によって守られている
ことさえ忘れて、人びとは暮らしていた。
この世界の名前は、原初の惑星-アルファ-
彼女の強力な結界に守られている星の1つ。
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