魔法科高等学校a組



「すごかったね!魔法値見た?1600だって!」


観客は皆興奮に満ちている。



__________




『……あ、しょ、勝者__482番!』



「………………。」

「……あれ、やばくないか?」

「あんな魔法……みたこと…ねーよ。」




この試合に勝利したのは、那月 日向。

先ほどまで興奮で満ちていた会場が嘘のように静まり返る。


それもそのはず、スタートして1秒経っただろうか。

その時にはもう、相手は戦闘不能だった。
ただの気絶だったが、その1秒に何があったか生徒は見えていなかった。














恐怖に怯えてる皆を前に、その1秒を見逃さなかった十和はワクワクで胸がときめいていた。



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