魔法科高等学校a組




『それでは………スタート!』








「__あなた、名前は何て言うのかしら?」



「…え?…篠咲十和ですけど。」


「そう。篠咲さん…悪いことは言わない。
降参しなさい。」


……は?なんで…


__ん?この人絶対どこかで見たことがあるような…?





「…私は佐渡舞香。
一応、名門篠咲家の分家の長女よ。」





…ああ!どこかで見たことがあると思った!

お祖母様の妹の子供の子供だ。
パーティで見たことがあったからか……






「早く降参してくださらない?」








…この人、苗字で気がつかないのかな





『残り3秒!このまま両者とも負けになるのかー?』


「え!あなたが早くしないから!
もう行きますわ!」


そう、手をかざす佐渡さんに少し遅れて私も目を瞑り手を伸ばす。







「____虚空より風を起こせ、見えなき無数の刃…“エアスラッシュ!”」




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