魔法科高等学校a組




「……よし!ここだと…思う。
うん!そうだ!」


香織先輩は方向音痴らしい。
実際はラウンジの真上の部屋に、15分もかかった。


今でも部屋割りと寮の地図を見返している。




「部屋には、お風呂もトイレもついてるから便利よ。」


そう言って部屋の扉を開けると_____










「ま、真っ白……。」


そこにはベットも扉も壁も天井も白い部屋が広がっていた。



「机の上に魔法陣があるから、そこに手をかざしてね。」



「手……ですか?」


「うん!
そしたら、その人にあった部屋になるのよ。
私はお花畑なの。」



お花畑の中にいる香織先輩がとてつもなく……





…想像出来る。




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