魔法科高等学校a組
光の中から現れた瞬間、会場は静まりひと息遅れて歓声が響いた。
それに対し、那月くんは表情を少し壊し嫌そうな顔をしていたけれど。
「最後は十和だね!ふぁいと!」
「ははは……ありがと。」
千里ちゃんに背中を押され、魔法陣の前に立つ。
クラスメイトの表情は読み取れないが、自分が緊張としている事実はわかる。
静かに魔法陣に手をかざし、魔力を流し込をてまいく。
強い光が現れると、次第に周りは白い光に包まれた。
『…こんにちは。私、……いえ、
______私“たち”を召喚したのはあなたですか?』