魔法科高等学校a組
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「お祖母様!お花を見つけたよ!」
そう言って差し出すと、少し眉を下げる。
「あらあら。でも、お花が可哀想ね。
十和さん、貸してごらんなさい。」
花はお祖母様の手から空気中へと浮かび、再び土の中へと変える。
「わあー!お祖母様は凄い魔法使いね!」
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昔は優しかったのに。
一つ一つのことに笑顔で褒めてくれて、魔法も見せてくれた。
両親と兄様が亡くなった時も、優しく慰めてくれた。
でも、あの時から_______
私の1番怖いこと。
それは、家族がいなくなること。
でも、
「…あっさりと、お前なんていらないなんていわれちゃったりしてなぁ。」
十和の呟きは、夜の空へと消えていった。