アオハル紙飛行機





『ぎぃやあああああ!!!ハルぅうううううお前ぇぇぇえええ!!!!!』

「あは、ごめんごめん間違えたー」

『嘘つけわざとだろ!ばーかばーかばーかばーかばーかばーかばーかばーか!ハルのばーか!』

「・・・あっそう。馬鹿な私とは離れた方がいいよほら早く離れて」

『ハルちゃんごめんて、アオくんが悪かったってごめんて』





結局これと同じことを何度かして、ホラーを1本観終えてた。部屋の明かりをつけて2人でそれを捉えて固まる。





「え、設楽会長・・・?」

『やばいガチで死んだ?』





設楽会長は椅子の背もたれにだらんと力無く寄り掛かって身をさらけ出すように四肢を垂らしては顔を上に向けて白目である。





「気絶してる」

『殴るか』

「待って無様な姿写真撮っとこ」

『俺ハルのそーゆーとこ大好き』






設楽会長の哀れな姿を写真に収めていればアオがちょこちょこ変なポーズを取りながら映り込んできた。2人でげらげら笑いながら設楽会長無様撮影会が始まる。





『・・・ん、』

『あっ、やべ起きた。くっそなんで起きんだよまだ鼻ん中にストロー入れてねえよ』

「いや起きなかったらそれこそ事件だわ」






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