アオハル紙飛行機






─翌日のお昼休み─




1年生の階の廊下を3人で横1列になって歩いているだけなのに異常に視線を感じる。



元々アオの横を歩いているだけで女子からの視線は凄いけど今回のは特別中の特別だ。




「ちょっとアオ、ばか恥ずかしいんだけど」

『安心しろ。俺もだから』

「おい立案者のくせに何言ってんの!」

『だから博打って言ってんだろ』




私とアオがぎゃんぎゃん言い合う横で飛田くんは歩幅小さくやっぱり俯いて歩く。




そうこうしているうちに1年4組に辿り着く。開き直った私とアオが堂々と教室に入り込み教卓の前に立つ。




ぽかん、とする飛田くんのクラスメイトたち。誰かの箸がカタ、と音を立てて床に落ちた。





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