アオハル紙飛行機





その後、大腿骨骨幹部複雑骨折だといわれた俺は病院で手術をし、長い入院とリハビリ生活を送った。







やっと、涙を零せた俺は、何もかも吹っ切れて、親に全てを話し、野球部を辞め、壊れた心を少しずつ修復していった。











「────・・・“アオミ”、か」











苗字か名前かわからない名前。他の中学校の生徒。20円で風船ガムを買うと豪語する、何処までも真っ直ぐと屈託なく笑って






俺を救ってくれた、たった1人の女の子。










もしももう一度会える日が来たのなら、何があっても俺が彼女を守れるだけの、彼女の隣が似合うような、そんな男になりたい。










自分の辛い過去は
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いつか誰かを救うためにあると
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気づけた時に強くなったと実感する
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