アオハル紙飛行機







「アオハル部はなくなっちゃいましたけど、私たちのことは好きなように呼んでください」

『美男美女でいいよ』

『青井くん超うざいーナルシスト』

『馬鹿と馬鹿の間違いじゃない?』

『それだ。バカのカップル』





みんな好き勝手言いまくる。私とアオは置いてけぼりを喰らいながら黙ってみんなの行く末を見守る。そうして、すぐさま回答が出来上がったのか全員が私たちを見つめ、呆れたように笑った。









『満場一致で、』






夏子の言葉の続きに、私とアオは参ったなあと思いながらも事実過ぎて首を縦に降ることしか出来なかった。







今日も、明日も、明後日も、これからも


ずっとずっと、私とアオは





「これからも『アオハルバカップル』をどうぞよろしくお願いします」

『しゃーす』





─────そういうことです。









fin.


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