アオハル紙飛行機
ぶわっと容赦なく吐き出した私にアオはくつくつと楽しそうに笑う。細めた瞳で私を捉えて、それとほぼ同時にやはり右手をぎゅ、と握り締めて私を拘束する。
『俺は、好きな子守れるだけの力があれば充分なんだよ』
それだけ淡々と言い捨ててパ、と右手を離すと立ち上がるアオ。
見るからに華奢なその身体でどう守るってんだよと思うけど、やっぱりさっきのように私みたいなのは呆気なく倒されるんだろうな。
「どうせ真奈美ちゃん守るとかほざくんだろ」
『は?当たり前だろ。真奈美ちゃん以外守る気ねえよ』
こんな奴に負けた右手で盛大にやり返すために大きく振りかぶって思いっきりアオの背中に右手をめり込ませた。
容姿端麗
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成績優秀
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運動神経抜群
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なんて妄想だけに
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決まってんだろ
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