青空の下で
風の通り道
私は先週、高校生になった。
入学した学校は少し離れた市立高校。
私の住んでいる近くにも高校はあるけど、理由があって毎朝自転車で通っている。
バスで通うことも出来るけど、雪が降るまでは自転車で通うっていうのが高校入学の条件だった。
朝の風を全身に浴びながら、右、左とペダルを漕ぐ。
学校に近づくにつれて、心臓の鼓動が少し早くなる。
私の住んでいる所は、小さな村でこのご時勢にコンビにすらない。
あるといえば、小さな商店や花屋くらい。
そんな私が市立高校だなんて緊張してしまう。
隣の市にも、テレビで見るような高層ビルやスクランブル交差点はないけれど…
私の住んでいる町とは大違い。
原田 紗枝(ハラダ サエ)、この時はまだ恋も知らない田舎娘。
入学した学校は少し離れた市立高校。
私の住んでいる近くにも高校はあるけど、理由があって毎朝自転車で通っている。
バスで通うことも出来るけど、雪が降るまでは自転車で通うっていうのが高校入学の条件だった。
朝の風を全身に浴びながら、右、左とペダルを漕ぐ。
学校に近づくにつれて、心臓の鼓動が少し早くなる。
私の住んでいる所は、小さな村でこのご時勢にコンビにすらない。
あるといえば、小さな商店や花屋くらい。
そんな私が市立高校だなんて緊張してしまう。
隣の市にも、テレビで見るような高層ビルやスクランブル交差点はないけれど…
私の住んでいる町とは大違い。
原田 紗枝(ハラダ サエ)、この時はまだ恋も知らない田舎娘。