裸足のシンデレラ
セレモニーでは理事長や茜は壇上へあがり最低限のボディガードしかいない



司は一段下がった場所の記者たちの遥か後ろから見守るしか出来なかった




重役の挨拶が長くセレモニーは1時間以上かかっている




挨拶に会釈し話に頷き愛想笑いを浮かべる茜は




体調の悪さを微塵も感じさせなかった




そして茜の挨拶の番になりステージの中央へ向かう時もしっかりとした足取りで向かった




挨拶もユーモアを交えた内容で要点がまとまり立派だった







司には余計に茜が遠い存在に感じた
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