裸足のシンデレラ
「茜!」




その声にはっと顔をあげると




息をきらした司がいた




白衣を脱いで茜の肩に掛ける




その瞬間ふわりと司の香りに包まれる




「焦った~よかったぁ~いた」





茜の隣に座り司はうなだれた




「大胆なことするな。ビックリしたよ。」




にやりと笑う司は無防備な顔をしている




そんな司を見つめながら茜は覚悟を決めていた
< 94 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop