箱庭の世界
あー、でもこんなんじゃ帰れないや。
髪、顔、服など全身に返り血をべったりと付着させてる私はさながら大量殺人鬼。
毎日毎晩繰り返されるこの日課のようでれっきとした私の仕事に対して特に思う所は無いけれど、終わった後の後始末にちょっと困る。
今日も派手に殺りすぎちゃったしなぁ…。
そうこうしているうちに警察が来るかもしれないので一先ず私の印に真っ黒のカードを置いて素早く離脱。
死体の後処理やら後始末やらはその手の専門家に任せとけばいっか。
一旦独り暮らししているマンションに戻ってシャワーを浴び、着替えてから私達の“お城”へ帰ることにした。