猫かぶり同盟
タイトル未編集
コンコン
「アリシア様おはようございます」
ドアのノック音とメイドのシャルロットの声で目が覚めた
時計を見るともう8時だ
アリシア「んーおはようシャルロット」
シャルロット「今日はお父様の誕生日パーティーがありますからはやく起きて下さいませ」
一国の姫に対してもはっきりとものを言うシャルロットはお父様もお気に入りのメイドだ
若いのにしっかりしてると私から見ても思う
ベットから起き上がり
シャルロットに部屋に入ることを許可してクローゼットのドレスに手を伸ばす
アリシア「シャルロット、どのドレスがいいと思う?」
シャルロットは私の髪をとかしながら
少し悩んだ素振りをみせて
シャルロット「この空色のドレスはどうでしょう。お父様のお気に入りでしたよね。
それにしても、少しは自分でお決めになさってくださいね。もう17なんですから。」
アリシア「はーい」
シャルロットの言葉を聞き流しながら空色のドレスを手に取る
シャルロットのため息を聞きながら鏡の前に立つ
慣れた作り笑顔をつくる
アリシア「はー、お父様の誕生日は家族で祝えばいいと思わない?」
シャルロット「ライド国の王の誕生日ですよ、当然国民は祝いますよ。」
はあ、そうだけどさ、パーティー嫌いなのよね
ニコニコニコニコ疲れるのよ
シャルロット「顔と外面だけはいいんですからそんな顔してないではやく行きますよ」
いつの間にか私のメイクやらヘアセットやらを終わらせたシャルロットは
ドアを開けて私を待っていた
なんかすっごい失礼なこと言われてない?
仮にも一国の姫ですよ?わたし。