オプションは偽装交際!~大キライ同期とラブ・トラベル!?~
※
【side 都】
「へぇ、最近のキャンプ道具ってお洒落なのねぇ…」
スマホを眺めながらひとりごちて、私はツナサンドを頬張った。
真夏に突入しようとしている現在だけれども、私たち旅行会社はすでに秋の商品づくりを始めている。
この間の会議で、夏に引き続き最近のキャンプブームに乗っかろうということになり、昼はアウトドア夜はグランピングを楽しめるパックを作ることになった。
それでランチをしつつグランピングについてお勉強をしている今だった。
ノートPCでまとめながら、右手にスマホ、左手にツナサンド。
最近のキャンプってなにからなにまでお洒落で便利で楽しそうよね。道具も一式貸し出ししているキャンプ場もあるし。
「へーレンタル込みなのに、けっこう安い…。行ってみたいなぁ」
「じゃあ今度行く?」
「えー今度っていつー」
「来週とか」
「うーん来週は…」
って。
ぎょっとして私は隣で相槌を打ってきた相手を凝視した。
「しゅ…! 向居…!」
柊介が私の隣の席に座ってニコニコしていた。
【side 都】
「へぇ、最近のキャンプ道具ってお洒落なのねぇ…」
スマホを眺めながらひとりごちて、私はツナサンドを頬張った。
真夏に突入しようとしている現在だけれども、私たち旅行会社はすでに秋の商品づくりを始めている。
この間の会議で、夏に引き続き最近のキャンプブームに乗っかろうということになり、昼はアウトドア夜はグランピングを楽しめるパックを作ることになった。
それでランチをしつつグランピングについてお勉強をしている今だった。
ノートPCでまとめながら、右手にスマホ、左手にツナサンド。
最近のキャンプってなにからなにまでお洒落で便利で楽しそうよね。道具も一式貸し出ししているキャンプ場もあるし。
「へーレンタル込みなのに、けっこう安い…。行ってみたいなぁ」
「じゃあ今度行く?」
「えー今度っていつー」
「来週とか」
「うーん来週は…」
って。
ぎょっとして私は隣で相槌を打ってきた相手を凝視した。
「しゅ…! 向居…!」
柊介が私の隣の席に座ってニコニコしていた。