オプションは偽装交際!~大キライ同期とラブ・トラベル!?~
思いっきり身体を伸ばそうとするも、さらに強い力で肩を抱かれてびくともしない。

ちょっと…悪戯にしては本気すぎません…?

向居の指は、躊躇など微塵も見せず画像アップの作業を進める。

やめて。

やめてよ…からかうのもほどがある…!

こんな画像見られたら、私たちが恋人同士って100パーセント信じられちゃうじゃない。
絶対に嫌。
向居は私のライバルよ。
絶対に追い越して見返してやる。そのために私、毎日必死で頑張っているのよ。

なのに…こんな画像…こんな…『向居に完全に参っている』なんて認めるような顔、誰にも見られたくない…!


「いい加減にして! あんたと誤解されるなんて死んでも嫌!」
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