大切な人へ。(ケータイ小説向上の会課題作)
なんでお墓なんかに・・・・



「ここに俺のおふくろ
 がいんだよ」

悠は静かに話し始めた。




「俺、昨年の誕生日も
 家にいなかったんだ。

 何でかな?
 あの日も自分の誕生日
 のこと忘れて友達と遊んでた。
 そんな俺のことを
 夜も眠らずに待ってたんだよ。

 クッキー作って。

 俺が帰ってくることを
 楽しみにしてな・・・」




悠の目には涙がたまっていた。
私に気づかれないために
涙出すのを堪えていた。




私は話しかける言葉も浮かばず
ただ悠をみつめることしか
できなかった。
 
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