大切な人へ。(ケータイ小説向上の会課題作)
「馬鹿だよな。
 俺が家に帰ってくる
 ことなんてめったに
 なかったんだぜ?
 それなのに俺の事
 心配して。
 あの日に限って
 家飛び出しちまって…」




悠は涙で
声が出せなかった。


「無理しなくていいよ。
 辛かったよね。
 ごめんね」



私、馬鹿なことした。

悠を喜ばせてあげようと思ったのに。



ごめんね悠……



私も涙が溢れ出してきて
悠の顔が見えなかった。
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