不撓不屈(ふとうふくつ)
公園の中へ歩いて行くと「おう!爆拳」と公園の奥の東屋から諸見里の声がした。
俺は声の方に目を凝らすがこちらからでは見えなかった。
仕方なく更に奥へと歩いて行き、やがて東屋がぼんやりと見えてきた。
東屋の前まで行くとベンチに諸見里が足を広げて座っていた。
両脇に佐藤と鈴木。
下っ端らしい立ち位置だ。
そしてもう一人。
青柳美幸が諸見里の右側に顔を伏せたまま座っていた。
(何故美幸がここに?)
俺の脳裏に嫌な予感が走る。
「よう爆拳。よくきたな」
諸見里がそう言いながらセブンスターを口に咥え火を付けた。
「なに?俺に何か用なの?」
俺への暴行が要件である事は分かっていたが一応確認してみた。
「いやね!お前ら2人がデキてるって聞いたもんだから真相を確かめようと思ってさ」
ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら諸見里が言った。
「デキてるもなにも俺は美幸と話をしたことすらないよ。諸見里君の勘違いじゃない?」
「げへへっげへへっ 隠す事はねーじゃねーか!お前らが出来てるって学校中の噂だぞ」
諸見里が言う。
下っ端の2人がニヤニヤと笑っている。
(こんな事をして何が楽しいのだろうか?しかも美幸まで巻き込んで)
俺はそう思っていた。
「それは単なる噂だよ。実際に話した事すらないんだから。もう帰っていいかな?親が心配する」
「まー待てよ。そんなに急いで帰らなくてもいいだろうがっ!ここは人影(ひとけ)のねー公園で今日はゲストも居るんだからよっ」
諸見里はそう言い美幸の乳房を鷲掴みにした。
「いや!やめてっ」
美幸が精一杯の声をあげた。
「おいっ!黙らせろ」
諸見里が言うと、下っ端の佐藤と鈴木が見事な連携で美幸の口を佐藤が抑え、両腕を鈴木が押さえつけた。
俺は、その光景を見つめながら恐怖の為動けなくなっていた。
俺は声の方に目を凝らすがこちらからでは見えなかった。
仕方なく更に奥へと歩いて行き、やがて東屋がぼんやりと見えてきた。
東屋の前まで行くとベンチに諸見里が足を広げて座っていた。
両脇に佐藤と鈴木。
下っ端らしい立ち位置だ。
そしてもう一人。
青柳美幸が諸見里の右側に顔を伏せたまま座っていた。
(何故美幸がここに?)
俺の脳裏に嫌な予感が走る。
「よう爆拳。よくきたな」
諸見里がそう言いながらセブンスターを口に咥え火を付けた。
「なに?俺に何か用なの?」
俺への暴行が要件である事は分かっていたが一応確認してみた。
「いやね!お前ら2人がデキてるって聞いたもんだから真相を確かめようと思ってさ」
ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら諸見里が言った。
「デキてるもなにも俺は美幸と話をしたことすらないよ。諸見里君の勘違いじゃない?」
「げへへっげへへっ 隠す事はねーじゃねーか!お前らが出来てるって学校中の噂だぞ」
諸見里が言う。
下っ端の2人がニヤニヤと笑っている。
(こんな事をして何が楽しいのだろうか?しかも美幸まで巻き込んで)
俺はそう思っていた。
「それは単なる噂だよ。実際に話した事すらないんだから。もう帰っていいかな?親が心配する」
「まー待てよ。そんなに急いで帰らなくてもいいだろうがっ!ここは人影(ひとけ)のねー公園で今日はゲストも居るんだからよっ」
諸見里はそう言い美幸の乳房を鷲掴みにした。
「いや!やめてっ」
美幸が精一杯の声をあげた。
「おいっ!黙らせろ」
諸見里が言うと、下っ端の佐藤と鈴木が見事な連携で美幸の口を佐藤が抑え、両腕を鈴木が押さえつけた。
俺は、その光景を見つめながら恐怖の為動けなくなっていた。