彼女は笑顔で言った

今日で最後となる教室に入り
自分の席に座る。

明日から私の席は空席になる。

暫くして光那と陽叶が教室に入ってきた。

「本当、翠鶴って
真面目なのか不真面目なのか
わからない」と朝から
人の顔を見て言う光那。

「本当、遅刻せずに朝早くに来るし
頭良いのに口悪いし授業はサボるし…
冷たいし」と
途中から人の悪口を言い始めた陽叶。

「それを言うのなら、光那だって
真面目なのか不真面目なのか
わからないじゃん」と
光那に言い

「陽叶は途中で私の悪口言い出したけど
何か文句でもある?
陽叶の馬鹿さは一生治らないから
まぁ仕方ないとは思うけど…ね?」と
陽叶に言う。


「まぁ…そう言われたら終わりだわ」と
光那

「なっ!俺だって本気出せば
頭良くなれるし」と突然威張る陽叶

最後だと言うのに相変わらず
くだらない会話を担任が来るまでしてた。

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