彼女は笑顔で言った

2人は、私が言った言葉の意味が中々
理解が出来てないのか
2人は何も言わなかった。

私たちのとこだけ時間が止まったみたいに
静かでいつも騒がしい私達でも
静かになれるんだと私は思った。

長い沈黙の中チャイムが鳴り

やっとの思いで
「…もうすぐって…いつ?」と
口を開いた光那

「さぁね?そろそろ私帰らないと」と
答える私

1年は生きられないことだけ私は知ってる

私は扉の方へと歩き2人に
「バイバイ」と別れを告げ
屋上を後にした。

結局、陽叶は一言も喋らず
2人に明日から学校に行かないと
伝えることはしなかった。

職員室に最後の挨拶をし
母親の車に乗った。

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