彼女は笑顔で言った
朝になり、私は病院へと向かった。
個室の病室に荷物を置き
窓の外を眺める。
母親達は家に帰り
私は1人で小説を読んで時間を潰した。
体調が悪くなり、
ベッドで過ごす時間が増えた。
寝てるだけで時間が過ぎていく。
寝る度にこのまま死ぬんじゃないのか?
と思う日々が続く。
そんな生活を送っていた。
気付けば学校を離れてから2ヶ月…
あの2人から毎日のように連絡が来る。
「今どこにいる?」「どこの病院だ?」
「何で言ってくれなかったの?」
「もっと翠鶴と居たい。」と
心配をしてくれる2人。
だけど…私は2人からの連絡を無視した。
私は1人で死ぬ。
2人に会ったら…きっと私は壊れるから。
もっと生きたいと願ってしまうから…。