彼女は笑顔で言った

突然の事で言葉の意味が理解出来なかった
そして…そう言った翠鶴の顔が綺麗だった

え…死ぬ?翠鶴が死ぬ?嘘だ…

言葉にしたいのに声が出ず心の中で
頭の中で言いたいことが溢れ出てくる

時間が止まったみたいに…
長い沈黙が続きチャイムが鳴った。

横で話す声が聞こえる…
だけど今の俺には聞き取ることが出来ず

最後に俺の耳に入ってきたのは
翠鶴の「バイバイ」だった。

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