彼女は笑顔で言った
「なぁ…翠鶴は進路どうするの?」と
聞いてくる光那。
「さぁ?考えてないかな…。光那は?」と
私は言った。
「さぁ?って…はぁ…私は、専門かな…
あ、でも短大も良いな…とか
考えたりするかな」と眉間に皺を寄せて
言う光那。
「んー…結構考えてるね」と
私が言えば
「自分の好きな事を役に立てたいし
好きな事が出来るとこに行きたいし
色々悩むんだよね」と考えを口に出す。
そして「翠鶴何も考えてないなら
とりあえず陽叶と同じとこに行けば?
後から、考え変えれば良いだろうし」と
軽く言ってくる。
「ん?何々?翠鶴、
俺と同じ大学にするの?
大学まで同じだったら俺嬉しくて死ぬよ」
と光那との会話に入ってくる陽叶。
死ぬか…。嫌な言葉だな…。
「私は良いや…。陽叶に大学までべったり
ストーカーされるの嫌だし。
大学とか今のとこめんどくさそう」と
私は笑って答えた。
「あははは…確かに。それはウザいな」と
光那が言い
「え~そんなぁぁぁ
俺と翠鶴のラブラブライフが」と
馬鹿なことを言ってる陽叶。
勿論、大学行ったり陽叶とラブラブしたり
やりたいことはたくさんある。
だけど焦ってもしょうがないし…
それに…このまま卒業出来るかも
わからない
きっと大学なんて行けもしない。
結局私はそういう運命だってことだ。